作品番号 5 |
なめとこ山の熊 |
あらすじ |
小十郎は、なめとこ山の熊をとって家族を養っている。 熊が憎いわけではなく、どこかで熊に親しみを感じながらも、生きてゆくために仕方なく猟を続ける小十郎と熊たちの物語。 |
原作:宮澤 賢治/絵:岡野 和/脚本:さとうつきこ 定価 2600円 サイズ:26.5×38.2cm 頁数:16場面 ISBN:978-4-905471-04-2 NDC:913 対象:小学生〜高齢者 |
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作品によせて |
宮澤賢治という人は、人間が生きていくということの哀しさをなんと深く感じていたのだろうと、これを描きながら考えていました。 そして私のもうひとつの関心は、残された九十歳の小十郎の母親と五人の孫たちはそれからどうして暮らしていったのだろうということです。 だから、なんとか力を合わせて生きていってくれという願いもこめました。そんなことも感じとって下さればさいわいです。 (岡野 和) |
おすすめコメント |
静かなお話なので、小さい子どもたちには難しいと思われるかもしれませんが、じっと聞き入る子どもたちの姿に、作品の世界が伝わっているのだなと感じます。 |